バストサイズの変化の仕組みを知りましょう


「大きいバストにしたい」「小さいバストにしたい」「左右で大きさが違う」など女性が抱える悩みといえば「バストのサイズ」ではないでしょうか。このような個人差が生まれるのは、バストの中にある脂肪組織の量が人によって異なるからです。

しかし、身長が高い人もいれば低い人もいるようにバストにも個人差があるのは当然のことです。まずは、自分のバストに向き合い、そのサイズを受け入れることから始めましょう。

胸の成長は何才まで?

バストは、10才前後から成長し始め、20才前後までその成長が続きます。バストの成長は、女性ホルモンの分泌量に大きく左右されています。

たとえば、18~20才頃は、女性ホルモンの分泌量がピークを迎える時期です。バストにもハリや弾力が生まれ一番キレイに見える時期です。

逆に、閉経後など女性ホルモンの分泌量が減少する時期になると、乳腺が萎縮してきたり皮膚がたるんだりとバストも老けたように見えてしまうのです。

バストサイズと遺伝的な関係は?

バストが大きい女性は、その女性の母親もまたバストが大きいというイメージがあります。確かに、そういうケースもあります。

しかし、これは母親と同じような環境で暮らし、同じような食生活をしているために体型も似てくるのではないかと考えられています。つまり、バストサイズが100パーセント遺伝するというわけではないのです。

実際に、バストサイズの遺伝による影響は30~40パーセント程度といわれています。

生活習慣は胸の成長に関係する?

バストサイズには、「食事」「睡眠」「運動」「ストレス」などの生活習慣も関係しています。しかし、それだけではありません。

実は、美しい姿勢を習慣にすることが大切です。私たちは、家事や仕事など前かがみの姿勢で過ごすことが多く、猫背になりやすいのです。

姿勢が悪いと、胸が閉じるような状態になり呼吸も浅くなります。これでは新鮮な酸素がバストへ届きません。

お腹に力を入れて骨盤を立てるような気持ちで、正しい姿勢をキープしましょう。

急激なダイエットでバストサイズはダウンする?


多くの方はダイエットをすると脂質を少なくする傾向があります。しかし、これがサイズダウンの原因です。

実は、女性ホルモンは脂肪組織からもつくられています。急激なダイエットにより体内の脂肪が消費され尽くし、食べる脂質や炭水化物も少なければ、当然、うまく女性ホルモンがつくれずホルモンバランスも崩れ、バストが痩せてしまいます。

ダイエットをするときは、「脂質」「糖質」「タンパク質」「ビタミン」「ミネラル」のどの栄養素も不足しないように、栄養バランスを考えながらゆっくり時間をかけて体重を落としていきましょう。

出産や授乳による影響

妊娠、出産、授乳によって女性の体は大きく変化します。もちろん、バストのサイズや形も変わります。

とくに、注意したいのが授乳期に多い「乳腺炎」です。乳腺炎とは、母乳を出すための乳管が開いていなかったり、赤ちゃんが母乳を上手に吸えなかったりして、母乳が詰まり炎症を起こす症状です。

バストに痛みが出たり赤く腫れたり、発熱することもあります。このような症状がある場合は、早めに医療機関を受診するようにしましょう。

女性ホルモンによるバストへの影響

女性ホルモンとは、エストロゲンとプロゲステロンの2種類のことです。両方とも女性の健康や魅力を引き出すために欠かせないホルモンです。

しかし、女性ホルモンは一生変動せずに分泌されているわけではありません。加齢とともに分泌量は減少します。

また、女性ホルモンは非常にデリケートです。ちょっとしたトラブルや心配事でも、その不安な心に反応してバランスが崩れることがあります。

女性ホルモンがスムーズに分泌されるように、規則正しい生活を心掛け、適度にストレスを解消しましょう。

バストアップを効果的に行う方法とは?

「バストアップしたい」と思っている方ほど、理想通りのバストにならず「悩む」傾向があります。そこで、バストアップを効果的に行うためにプライミング効果を活用してみましょう。

プライミング効果とは、前向きな言葉を発言していると、その後の行動も前向きになるという心理学用語です。「正しい姿勢を意識した」「食事に気を付けた」などできたことを褒めるようにしましょう。
前向きな気持ちは実は大きくバストアップをサポートしてくれ、自分自身の魅力を引き出してくれます。

ここからは、バストアップに効果的な方法についてまとめてみました。

バストアップと乳腺の関係

バストアップのためには、バストの構造を知ることも大切です。さっそく、バストの構造を確認しましょう。

まず、バストは胸筋の上についている器官です。乳房とも呼ばれています。

このバストの中には乳腺があります。乳腺は、赤ちゃんのために母乳をつくりだす器官です。

乳腺には、クーパー靱帯という組織があり、その組織に脂肪や筋肉がつながり、バストが成り立っています。また、妊娠や出産によって女性ホルモンの分泌量が増えると、乳腺の数も増えていきます。

そして、その乳腺を守るように脂肪組織がついていき、バストが大きくなるのです。つまり、乳腺が多く活発になるとバストアップに近づくというわけです。

バストのマッサージは効果的


バストのマッサージは、バストアップに効果的です。それはバストのマッサージをすると、バスト周辺にあるリンパやツボを刺激して女性ホルモンの分泌を促すからです。

さらに、血液の流れもスムーズになって、新鮮な酸素や栄養がバストまで届きやすくなります。最近では、専門のサロンでバストのマッサージを受けることもできます。

利用してみるのも良いでしょう。他人にマッサージしてもらうのに抵抗を感じる方は、セルフケアでも大丈夫です。

手の平を温め心地よいと感じるくらいの強さで、バスト全体を下から上へ持ち上げるようにマッサージしてみましょう。セルフケアは、自分のバストの変化に気付きやすくなるため、乳がんの早期発見にも役立ちます。

リンパマッサージやツボ押しの効果は?

バストのマッサージは、バストをアップさせるだけではありません。むくみや便秘など女性特有の症状にも効果が期待できます。

これは、バストの周辺に美容や健康に関わるリンパ管やツボが集まっているからです。リンパ管にはリンパ液が流れて老廃物を除去し、免疫機能を正常に保っています。

リンパマッサージすると、その流れが良くなり、体調が改善されるのです。さっそく、左の鎖骨のみぞを指の腹で優しく触れて5回往復させて、リンパマッサージしてみましょう。

それが、終わったら右の鎖骨もリンパマッサージします。この部分には、兪府(ゆふ)と呼ばれるツボもあり、免疫力を高める効果があるといわれています。

疲れやすい方や風邪を引きやすい方にも良いでしょう。

食べ物とバストサイズの関係

バストを気にしている方の中には「乳製品を多めに食べている」「豆腐中心に食事をしている」など食事が偏っている方が多いようです。しかし、1日に必要な栄養素が十分に取れていないと、体がうまく働かず、代謝も悪くなってしまいます。

バストアップしたいなら、1日30品目以上食べることです。具体的には「穀物」「卵」「乳製品」「野菜」「果物」「イモ類」「豆類」「肉類」「魚類」などまんべんなく食べるようにします。

そうすることで、バストには必要な栄養が届き、過不足なくなり、不健康要素の余分な脂肪は燃えやすい体になります。さらに、しっかり水分補給して老廃物の移動を助け、むくみや便秘解消にもつなげましょう。

大豆イソフラボンは効果があるのか?

「バストを美しく保つ」「若々しい体になる」など、女性の興味を引きつけるような食材は数多く存在します。なかでも、有名なのは大豆イソフラボンではないでしょうか。

では、大豆イソフラボンとは一体どのようなものなのでしょうか。大豆イソフラボンとは、大豆の胚芽の部分に多く含まれる色素の一種です。

大豆イソフラボンと女性ホルモンのエストロゲンの化学構造はよく似ており、同じような働きをするのではないかと考えられています。「大豆イソフラボンを摂取すると更年期障害を緩和する」という報告もあり、大豆イソフラボンを摂るとエストロゲンを補うようです。

「お味噌汁を飲む人は乳がんの発生リスクが低くなる」という報告もあります。

大豆イソフラボンの摂取量の目安は?


参考サイト:http://www.fsc.go.jp/sonota/daizu_isoflavone.html#21
内閣府・食品安全委員会のサイトによると、大豆イソフラボンについて1日の摂取量は70~75ミリグラムが適量とあります。大豆イソフラボンが含まれる食品で換算すると、納豆なら1パック程度(50グラム)、豆腐なら1丁程度(400グラム)になります。

いくら体に良いという食材でも取り過ぎは禁物です。大豆イソフラボンを摂り過ぎると女性ホルモンのバランスが崩れる恐れがあり、また、栄養も偏ってしまいます。

適量を守るようにしましょう。

サプリやダイエット食品やその他の食べ物

「バストアップのためにサプリメントを食べる方が良いのではないか」「体型を維持するためにダイエット食品を利用した方が良いのではないか」と思う方も多いでしょう。とくに現在、女性は忙しいので、効率が良い食べ方を優先しがちかもしれません。

しかし、栄養素は食材から摂取するのが一番効率が良いのです。食材には、1つの栄養素だけではなく、さまざまな栄養素が含まれています。

1つの食材を食べるだけでも、掃除をする食物繊維を含めさまざまな栄養素を体へ届けることができます。一方、サプリメントやダイエット食品は、咀嚼する回数も減るため、食事に対する満足度さえ減ります。

サプリメント類に頼り過ぎないようにしましょう。

バストアップに効果的な運動について

バストに良い運動は「水泳」「ヨガ」「ピラティス」です。これらの運動は比較的バストへの負担が少なく、新鮮な酸素を取り入れながら正しい姿勢で行えるため、バストアップにも健康にも良いでしょう。

逆に、バストに良くない運動は「マラソン」「エアロビクス」です。これらの運動は上下に激しく動くため、バストの形が崩れる恐れがあります。

ただ、どんな運動をしてもバストにはその重みから負担がかかります。そこで、運動をするときには、バストを守るために専用のブラジャーを使用しましょう。

最近では、ワイヤーがないタイプ、背中がY字やX字のタイプなど、さまざまなブラジャーがあります。自分の体にフィットするブラジャーを着けて運動をしましょう。

バストサイズと胸筋の関係

胸筋とは、胸の筋肉の総称です。その中には、バストの土台となる「大胸筋」や、大胸筋の下にある「小胸筋」という筋肉があり、バストを固定し支える働きをしています。

実は、この筋肉の厚みによってバストの見栄えが大きく変わります。たとえば、筋肉に厚みのある方は、バストの幅が広がるように見えます。

ブラジャーによっては立体感のあるバストになります。一方の筋肉に厚みがない方や、もともと痩せている方は、バストが中央に寄るように見えます。

サイズが合わないブラジャーを着けるとバストがつぶされて小さく見えてしまう可能性があるのです。つまり、筋肉に厚みのある方が、ブラジャー次第でバストは美しく見えるということです。

ブラジャーの効果を発揮するために胸筋を鍛える


では、どうすれば筋肉に厚みを与え、美しいバストを維持できるようになるのでしょうか。もともと日本人女性は骨格が細く、肩幅もバストも全体的に小さい体型です。

ボリュームアップするようなブラジャーを着けても、肩紐が落ちてしまったり、アンダーベルトが上がってしまったり、ブラジャーに対する悩みが尽きないものです。そこで、大切になるのが胸筋を鍛えることです。

胸筋が強くなると、自然と姿勢が伸び、バストも正しい位置になります。また、どんなブラジャーでもフィットしやすくなります。

ブラジャーを着けるだけで、バストラインがしっかり出るようになり、バストを美しく見せるというブラジャー本来の目的を果たすことができます。

腕立て伏せや合掌のポーズも効果的

バストアップの運動といえば、腕立て伏せや合掌のポーズではないでしょうか。もちろん、このような運動をすれば、胸筋が鍛えられるので筋肉に厚みが生まれてバストアップが期待できます。

ただし、背中の運動も忘れてはいけません。実は、背中の筋肉は体の中でもとくに面積が広い部分です。

大きな筋肉を使うことで、代謝が上がり、血液中の脂肪や老廃物が滞りなく流れるようになります。両手を上げて背中を伸ばしたり、正座をして手の平を床に当てて押し、背中を反らしたり、背中の運動を繰り返し行いましょう。

このような運動は、筋肉を収縮させたり弛緩させたりするため、交感神経と副交感神経の両方が刺激され、心の安定にもつながります。

ダイエットしながらバストアップは可能?

メリハリのある体は女性の憧れですが、ダイエットによる食事制限から女性ホルモンのバランスも崩れてバストダウンすることがあります。痩せ過ぎないようにするには、ダイエットするときはBMIを計算するようにしましょう。

たとえば、体重50キロ、身長150センチの場合は、体重(50キロ)÷身長(1.5メートル)÷身長(1.5メートル)=BMI値を計算します。BMI値18.5~22程度が理想です。

BMI値25以上ある方は体重をゆっくり落としてBMI値22を目指すようにしましょう。

太っていると胸が大きいは間違い

太っていると下半身は前に出てお腹がぽっこりしてお尻が下がってきます。一方の上半身は、脂肪が横に流れて全体的にボリュームアップして見えてしまいます。

これが原因で「太っている=胸が大きい」と間違えてしまうのです。バストの脂肪は乳腺を守るためにできたものです。

太ってできた脂肪とは質=意味が違います。先ほど紹介したBMI値を参考にして、太り過ぎている場合は健康のためにもバストのためにもダイエットにチャレンジしてみましょう。

胸が垂れないようにすることが大切

加齢により徐々に胸が垂れていきます。これは、誰も避けることができません。

しかし、自分にあったブラジャーを着けることで、垂れていくスピードを少し遅らせることができます。ブラジャーは、胸を保護する働きがあるほか、胸の形を整えながら姿勢や胸も美しく見せる効果があります。

さっそく、自分の体に向き合い、試着室に入り、自分に合うブラジャーを探しましょう。肩紐、ワイヤー、アンダーベルトだけではなく、洋服を着た状態で、理想とするシルエットになっているか確認することがポイントです。”

まとめ

誰でも同じ条件でバストアップするとは断言できません。しかし、どんな女性も共通していることは、女性ホルモンが若さや美しさを司っているということです。

この女性ホルモンの分泌をスムーズにするために、食事や運動、日頃の姿勢などに注意し、ときにはブラジャーを見直して、バストアップを目指しましょう。

著者情報

佐藤 由加里
プロフィール:バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。アーユルヴェーダに基づいた浄化法マッサージ、医療脱毛・医療痩身・美肌・フェイシャルなどの知識、加圧トレーニングを用いた総合痩身エステの施術などを習得したバストアップの専門家。
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