必要ではありませんが、プロテインを活用することも可能です


「プロテイン=筋肉増強」というイメージから、「もしかしたらプロテインを飲むとバストアップになるのでは」と思う方も多いでしょう。

また最近ではプロテインがドラッグストアやスーパーなどでも手に入るようになり、運動するときだけではなく日常的に飲んでいる方も多いでしょう。

しかしただプロテインを飲むだけでは、筋肉が増えるわけでもなくバストアップにもつながりません。そもそもバストそのものには筋肉が存在しないのです。

ではどうしたらプロテインをバストアップに活用できるのでしょうか。はじめにプロテインは主に2つの理由から飲まれています。

ひとつめが、食事から必要なタンパク質を摂れないときに栄養補給として飲むという場合です。

2つめが、運動能力を高めるために飲むという場合です。

そのため「ダイエットや食事制限などからタンパク質が不足している」または「バストの土台となる大胸筋を鍛えたい」というような場合はプロテインをバストアップに活用できるでしょう。

ただし食事でタンパク質が摂れていれば、それで十分です。プロテインを飲む必要はありません。

基本的には、バランスのよい食事が重要です。タンパク質も普段の食事から摂るように心掛けましょう。

バストそのものには筋肉がなく、皮膚が包み込んでいます

ほとんどの女性は、美しく見せるために顔のお手入れをします。たとえば化粧水や乳液などを使う方も多いでしょう。

ではバストはどうでしょうか。バストのスキンケアまでする方は少ないはずです。

しかしバストをキレイに見せるためにはスキンケアも不可欠です。

バスト(乳房)の構造

・乳腺(乳汁を分泌する)
・脂肪組織(乳腺を包み、ボリューム感を与える)
・クーパー靭帯(線維の束からなる組織)

実は、筋肉がありそうに見えるバストですが、バストそのものには筋肉が存在しないのです。

具体的には「乳腺」「脂肪組織」「クーパー靭帯」という構造で、バストと呼ばれる乳房は「皮膚」が包み込むようなつくりをしています。つまりバストにも顔と同じようなケアが必要ということになります。

バストのスキンケア

① 保湿

汚れを洗い流した後、ローションやクリームなどを使用し保湿をします。首もとやデコルテまでしっかり伸ばしましょう。

皮膚が乾燥すると、シワが出やすくなります。

② スクラブ

週1回程度、バストにボディスクラブもしくはフェイススクラブを使うのがおすすめです。スクラブをすると、皮膚の抵抗力が高まり弾力やハリが生まれます。

バストアップには向き不向きの運動があります


バストそのものには筋肉がないものの、その土台には大胸筋という筋肉があります。

この大胸筋は、扇状にバスト全体に広がっており、バストを固定するような役割を果たしています。

つまり大胸筋を鍛えることは、バストアップへの近道といえます。また運動をすると血行が良くなり、全身へ良い効果があります。

ただし運動をするとバストに負担がかかります。バストの重さは、個人差があるものの300グラム~1キログラムだといわれています。

そこで運動をするときにはバストの重さを支える専用のブラジャーを使用します。ワイヤーがなく、背中がY字やX字のブラジャーがよいでしょう。

バストアップ向きの運動(正しい姿を維持できる運動)

・水泳
・ヨガ
・ピラティスなど

バストアップに不向きな運動(上下運動や激しい運動)

・エアロビクス
・ジョギングなど

「運動が苦手」「忙しくて時間がない」という方は、背筋をピンと伸ばすことからはじめてみましょう。

操り人形をイメージしてください。まるで、一本の糸で上に引き上げられているように姿勢をキープします。

そして深呼吸します。お腹を引っ込めた状態で息を吸います。

すると胸が広がりお腹まわりがさらに引き締まります。これを繰り返し行うと、シルエットが美しくなりバストアップにつながります。

皮膚も筋肉も、タンパク質(プロテイン)からできています

ここまで、バストアップにつながる「皮膚のケア」や「筋肉の鍛え方」などを説明してきました。実は、この「皮膚」と「筋肉」には共通点があります。

それは両方ともタンパク質が重要な成分となってできているということです。

たとえば皮膚のコラーゲンです。コラーゲンは、タンパク質のいろいろな形のひとつで、細胞同士をつなげて支えるような働きがあり、皮膚にハリや弾力を与えています。

ところが加齢などの影響からコラーゲン線維の弾力が低下してしまうのです。するとバストにハリがなくなりたるみやシワの原因になります。

一方で筋肉は、水分を除くとほとんどがタンパク質からできています。運動していない人でも体重1キログラムあたり1グラムのタンパク質が必要だといわれています。

タンパク質をしっかり摂取しないと皮膚や筋肉を機能が低下して、結果的にバストも下がって見えてしまうかもしれません。さてタンパク質は英語でプロテイン(protein)といいます。

日本では、パウダーやドリンクでお馴染みの「プロテイン」ですが、本来の意味はタンパク質ということになります。もともとプロテインの語源は、ギリシャ語の「プロティオス」です。

「プロティオス」は「一番大切なもの」という意味があり、古くから貴重なものであったことがわかります。

タンパク質を含む食材

・肉類
・魚介類
・大豆食品
・卵
・乳製品など

プロテインは食事からタンパク質を摂れないときの栄養補給

3大栄養素と主な働き

・炭水化物

人が活動するためのエネルギー源となる
不足すると、体力や運動機能が低下する
摂り過ぎると、生活習慣病の原因になる

・脂質

ビタミンやホルモン、細胞膜の生成にかかわる
摂り過ぎると、生活習慣病の原因になる

・タンパク質

髪・皮膚・内臓・筋肉など体をつくる原料となる
代謝を助ける
神経伝達物質をつくる

タンパク質は3大栄養素のひとつで、体をつくるのに欠かせない栄養素です。もちろん、普段の食事でタンパク質を摂れていれば、プロテインを飲む必要はありません。

しかしながら肉のようにタンパク質の多い食品には脂質も多いという場合がよくあります。そのため食事のみでタンパク質を増やそうとすると、カロリーオーバーになりムダな脂肪がつくという恐れもあります。

そこで効率よくタンパク質を摂るために活用されるのが「プロテイン」です。最近では、配合成分や味なども種類豊富にあります。

たとえば女性ホルモンと似た働きがあるイソフラボン配合のプロテイン、イチゴ味のプロテインなどもあります。自分のライフスタイルや好みに合わせて活用してもよいでしょう。

プロテインの活用法

・食事から必要な栄養素が摂れない
・ダイエットで食事制限している
・運動効果を高めたい
・美容のため

プロテインに頼り過ぎず、バランスのよい食事をしましょう

プロテインを飲むと栄養補給になります。しかしそれは限られた栄養素です。

もしプロテインを飲み過ぎると、特定の栄養素だけを摂り過ぎてしまうかもしれません。プロテインを使用するときは、パッケージや説明書をしっかり読み、摂取量に気をつけましょう。

また私たちは食材を噛むことで脳の満腹中枢が刺激され、空腹感が満たされています。ところがドリンクタイプのプロテインは歯で噛むことがありません。

そのためプロテインを飲んでも満足できず物足りなさから、さらに飲んでしまうこともあります。プロテインに頼り過ぎないように、注意しましょう。

何より食生活を見直すことが大切です。普段の食事で、こまめにタンパク質を摂るように心掛けましょう。

また野菜や果物にはビタミンやミネラルの他にもフィトケミカルという抗酸化物質があります。抗酸化物質は、皮膚を健やかに保つ働きもあります。

他の食材にも、体によい栄養素が含まれています。食事は、さまざまな食材からまんべんなく食べることが重要です。

(まとめ)バストアップには、プロテインが必要ですか?

1. 必要ではありませんが、プロテインを活用することも可能です

食事でしっかりタンパク質を摂れていれば、プロテインを飲む必要はありません。バストアップのためにプロテインを活用するのであれば、「皮膚の材料になるタンパク質を摂ってハリを与えたい」「大胸筋を鍛えたい」という場合です。

2. バストそのものには筋肉がなく、皮膚が包み込んでいます

バストと呼ばれる乳房は「皮膚」が包み込むようなつくりをしています。そのためバストをキレイに見せるためには、顔と同じようなケアが必要です。

クリームやスクラブなどを使用し、バストの皮膚に注目してケアしてみましょう。

3. バストアップには向き不向きの運動があります

バストの土台には大胸筋という筋肉があり、大胸筋を鍛えることがバストアップへの近道です。他の運動も血行が良くなり全身への効果が期待できますが、上下運動が激しいスポーツはバストへの負担が大きいので注意しましょう。

4. 皮膚も筋肉も、タンパク質(プロテイン)からできています

皮膚に弾力を与えるコラーゲンは、タンパク質のいろいろな形のひとつで、細胞同士をつなげて支えるような働きがあります。

筋肉は、水分を除くとほとんどがタンパク質です。タンパク質を摂取しないとバストが下がって見えてしまうかもしれません。

5. プロテインは食事からタンパク質を摂れないときの栄養補給

タンパク質は、体をつくるのに欠かせない栄養素です。しかしながらタンパク質の多い食材には脂質も多く、食事のみで摂ろうとするとカロリーオーバーになる恐れもあります。

その点プロテインはタンパク質を効率よく摂取できます。

6. プロテインに頼り過ぎず、バランスのよい食事をしましょう

プロテインを飲むと栄養補給になりますが、それは限られた栄養素です。プロテインを飲み過ぎると、特定の栄養素だけを摂り過ぎてしまうかもしれません。

頼り過ぎないように、注意しましょう。何より食生活を見直すことが大切です。