漢方薬は体の巡りをよくしてバストに栄養や酸素を届けます


バストアップのためには、バストに栄養や酸素を十分に届ける必要があります。その役割を果たしているのが「血液」です。

この血液の流れをスムーズにすることが、バストアップの第一歩といえます。

しかし女性の体は非常にデリケートです。女性は、初潮・妊娠・出産・更年期など女性ホルモンの影響を受けています。

さらに「精神的なストレス」「体の冷え」なども加わり、水分がたまったり血液の流れが滞ったりと「体の巡り」が悪くなりやすいのです。

そんなとき、頼りになるのが「漢方」です。漢方とは、現在の中国、「漢」という国から広まった医学です。

東洋医学ともいいます。漢方には、鍼やお灸でツボを刺激する「鍼灸」、健康管理をあらわす「養生法」などがありますが、そのひとつが「漢方薬」です。

漢方薬は、生薬(植物や動物などの自然素材)がいくつも組み合わさってできています。

そしてそれぞれの成分が体の各機能へ働きかけ、体全体を整えていきます。そのため病気と判断されないような「冷え」「むくみ」「だるさ」といった女性特有の不調にも有効です。

自分の悩みに合わせて漢方薬を使い、体調を整えるとバストアップにつながるかもしれません。

バストには女性ホルモンが深く関わっています

月経前になると決まって「バストアップしたのでは?」とバストに違和感を覚えることはありませんか。実は、バストのボリュームは一定ではありません。

その理由は、毎月の女性ホルモンの変化を受けているからです。とくにプロゲステロンは体の中に水分をため込む性質があります。

そのためプロゲステロンが増える時期(月経前)になると、水の流れが悪くなり、局所的に「むくみ」が起こりやすくなります。もちろん、むくみはバストでも起こります。

人によってはバストに張りや痛みを感じて「バストアップした?」と勘違いしてしまうのです。逆に女性ホルモンの影響からバストダウンすることがあります。

たとえば過度なダイエットです。栄養不足になると女性ホルモンの分泌量が減り、乳腺の働きが弱まるからです。

バストアップのためには、女性ホルモンのバランスを整えることが不可欠です。

女性ホルモンの働き

1、エストロゲン(卵胞ホルモン)

・女性らしい体をつくる

・月経が終わる頃から排卵に向けて、エストロゲンの分泌量が増える

・エストロゲンのピーク時は、心身ともに元気

・排卵後、分泌量が減少する

2、プロゲステロン(黄体ホルモン)

・妊娠や出産を助ける

・エストロゲンの分泌量が減少した頃から、プロゲステロンの分泌量が増える

・プロゲステロンのピーク時は、水分や栄養をため込みやすく、むくみや便秘が起こりやすい

ストレスが原因で、体の巡りが悪くなることがあります


適度なストレスは気持ちに張りを与えるなどよい面がありますが、ストレスをためすぎると体に支障が出ます。

ではそのメカニズムを具体的に説明しましょう。

人は、自律神経という内臓や血圧を自動的に調整している神経があります。さらにこの神経は「交感神経」と「副交感神経」の2種類があり、交感神経が優位になると活動的に、副交感神経が優位になるとリラックスした状態になり、体のバランスを調整しているのです。

ではストレスがかかるとどうなるのでしょうか。

過度なストレスは、交感神経を優位にして体は緊張状態になり、血管が収縮して血液の流れが滞りやすくなります。すると全身に十分な栄養や酸素を運べず、体の巡りが悪くなるのです。

こんなストレスサインに注意!

・やる気が出ない

・イライラする

・体が冷える

・食欲不振

・疲れがとれない

ハッキリした病気でもないのに「なんとなく体調が悪い」ときには、ストレスがたまっているのかもしれません。

まずはゆっくり体を休めましょう。そしてスポーツや音楽、映画鑑賞など、自分なりのリラックス方法を見つけましょう。

年代別、女性が受けやすいストレス

10代
(両親・友人・先生との関係、学校行事、成績などの悩み)

20代
(両親・恋人・夫との関係、進学、就職、仕事、美容、結婚などの悩み)

30代
(両親・地域・ママ友達との関係、家庭、仕事などの悩み)

40代
(両親・子供との関係、病気、家庭、仕事などの悩み)

50代
(両親・親戚・子供との関係、病気、介護、子供の自立などの悩み)

漢方は「血」「水」「気」の流れに注目した全身的な診療です

女性の悩みで多いのが「冷え」です。女性は男性よりも筋肉量が少なく、熱をつくる力が弱いため冷えを起こしやすいのです。

さらに女性ホルモンやストレスの影響も受けて、体は冷えを起こすのです。体が冷えると、血液の流れが悪くなり栄養が行き届きません。

これでは、健康維持したい人にもバストアップしたい人にも悪影響といえます。しかし西洋薬では「冷え」に対応するものがほとんどありません。

そこで注目されるのが「漢方」です。漢方では、体の中に流れる「血」「水」「気」の3要素が基礎になっています。

診療は、問診・舌診(ぜっしん)などを行い患者さんの心と体、全体を診ます。そして「血」「水」「気」の流れやバランスを見極め、その過不足を漢方薬で調整するのです。

血・水・気の3要素

1、血(けつ)= 血液と同じ意味、栄養や酸素を全身へ運ぶ

2、水(すい)= 汗・唾液・リンパ液・胃液など体液と同じ意味、全身を潤す、余分な老廃物を外に出す

3、気(き)= 体を動かすエネルギー

漢方から考える「冷え」とは

・血が滞る=熱が全身へ行き届かない

・血が不足=血をつくる栄養が足りない

・水が滞る=一部に水がたまって冷える

・気が不足=熱をつくり出せないなど

漢方薬は、細かい症状に合わせられるオーダーメイドの診療


漢方薬と聞くと、CMでよく見かける「葛根湯(かっこんとう)」をイメージする方が多いでしょう。風邪のとき、市販の葛根湯を購入するという方もいるかもしれません。

しかし「風邪」と一言でいっても、その症状は人それぞれ違います。たとえば「熱が高い人」もいれば、「鼻水やくしゃみが酷い人」もいます。

また咳という症状でも「コンコンと乾いた咳をする人」もいれば、逆に「ゴホゴホと湿った咳をする人」もいるでしょう。

このように細かい症状や悩みに合わせて使い分けることができるのが漢方薬のメリットです。

まずは自分の体に向き合い「気になる症状がないか」「痛みや冷えはないか」チェックしましょう。

風邪の悩み別・漢方薬

・風邪の初期・頭痛 = 葛根湯(かっこんとう)

・発熱やインフルエンザの疑い = 麻黄湯(まおうとう)

・鼻水やくしゃみ = 小青竜湯(しょうせいりゅうとう)

・乾いた咳・のどの痛み = 麦門冬湯(ばくもんどうとう)

・湿った咳 = 清肺湯(せいはいとう)

冷えの悩み別・漢方薬

・足腰が冷える・貧血気味・むくみ・月経不順 = 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

・手足が冷える・しもやけ・腹痛 = 当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)

・腰が冷える・頻尿・体が重い = 苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)

ストレスの悩み別・漢方薬

・不安感・やる気が出ない・不眠 = 加味帰脾湯(かみきひとう)

・イライラする・胃腸が弱い = 抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)

・イライラする・動悸・不眠 = 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

医師や薬剤師などの指導のもとで、漢方薬を使用しましょう

漢方薬は、自然素材からつくられているから安全に見えますが、副作用やアレルギーが全くないというわけではありません。

たとえば麻黄(まおう)という生薬です。麻黄は、「麻黄湯」「小青竜湯」などさまざまな漢方薬に含まれています。

しかし麻黄には興奮作用があるため、血圧が上がったり動悸がしたり、中には胃もたれを起こす場合もあります。「漢方薬=安全である」と、過信するのはやめましょう。

漢方薬を購入するときには、医師や薬剤師に相談してください。「妊娠中の方」「高齢の方」「持病がある方」はとくに注意しましょう。

また使い慣れた漢方薬であっても、少しでもおかしい症状が出たら服用を中止してください。

漢方薬の服用方法とは

漢方薬は、粉薬や錠剤が一般的です。独特のニオイや味がするため「飲みにくい」という人もいますが、「お水」か「白湯」で飲むのがよいでしょう。

服用するタイミングは、「食前」または「食間」です。食間とは、食事後2時間以上過ぎてからという意味です。

【例】 1日3回の漢方薬

・朝起きて、朝食前に服用

・14~15時くらいに服用(昼食が12時の場合)

・寝る前に服用

(まとめ)バストアップするために、漢方でできることは?

1. 漢方薬は体の巡りをよくしてバストに栄養や酸素を届けます

漢方薬は、生薬の成分が体の各機能へ働きかけ、体全体を整える働きがあります。「むくみ」や「冷え」のような女性特有の不調にも有効です。

自分にあった漢方薬を使い体調を整えると、バストアップにつながるかもしれません。

2. バストには女性ホルモンが深く関わっています

女性ホルモンのプロゲステロンには、水分をため込む性質があります。

そのためプロゲステロンが増加する時期は、バストに張りが出てバストアップしたと感じることがあります。つまりバストは女性ホルモンの影響を受けているのです。

3. ストレスが原因で、体の巡りが悪くなることがあります

過度なストレスがかかると、体が緊張状態になります。すると血液の流れが滞りやすくなり、全身に十分な栄養や酸素を運べず、体の巡りが悪くなるのです。

スポーツや映画鑑賞など、自分なりのリラックス方法を見つけましょう。

4. 漢方は「血」「水」「気」の流れに注目した全身的な診療です

漢方では、体の中に流れる「血」「水」「気」の3要素が基礎になっています。診療は、問診、舌診などを行い患者さんの心と体、全体を診ます。

そして「血」「水」「気」の流れやバランスを見極め、その過不足を漢方薬で調整するのです。

5. 漢方薬は、細かい症状に合わせられるオーダーメイドの診療

漢方薬は、それぞれの症状に合わせて使い分けることができます。たとえば「冷え」という症状でも、貧血気味でむくみがある方は「当帰芍薬散」、手足が冷えしもやけができやすい方は「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」などです。

6. 医師や薬剤師などの指導のもとで、漢方薬を使用しましょう

漢方薬で、副作用やアレルギーが起こる可能性があります。使用時は、医師や薬剤師に相談してください。

とくに「妊娠中の方」「高齢の方」「持病がある方」は注意してください。使い慣れた漢方薬でも、異変を感じたら服用を中止しましょう。