バストの崩れを防ぎバストアップ環境を整えるメリットがあります


寝るときにブラジャーをつける人に、理由を聞くと「胸に自信がない」「バストアップできると聞いて」 というものが大半です。正確にいえば、寝ているときにブラジャーをつけたからといって、大胸筋が育ったり、乳腺が増えたりするわけではありません。

ですが睡眠時のバストケア用に開発されたナイトブラには、バストアップにつながる効果があります。

バストの崩れを防ぐ

日中、立ったり座ったりしている状態と違い、横たわっているときのバストにはさまざまな方向からの重力がかかります。そのために脂肪が背中や脇に流れやすく、バストが崩れる原因になります。

また睡眠中の姿勢や動きでバストを支えるクーパー靭帯が伸びてしまうと、バストが垂れたり離れたりする原因になります。

ナイトブラには、胸の脂肪の位置を補正し、クーパー靭帯を保護することでバストを崩れから守る機能があります。

寝ている間にバストを育てやすくする

脂肪は流れやすい一方で、定着しやすい性質も持っています。つまり寝ている間に脂肪をバストの位置に固定することで、バストを育てることもできるわけです。

また睡眠中のバストの動きをサポートすることで、女性ホルモンの分泌バランスが改善され、結果的にバストの成長によい影響を与えるというメリットもあります。

ナイトブラをつけたからといって、一夜にしてバストサイズがアップするというわけにはいきません。ですが毎日、使い続けることで少しずつ脂肪の位置を補正し、バストアップしやすい環境を整えることができるようになります。

ナイトブラには、血液やリンパの流れをサポートする機能も備えているものも多く、この点でも育乳への効果が期待できます。

脂肪の割合が大きい日本人のバストにはサポートが必要

バストアップを考える女性にとって、睡眠中の心配は、何といっても脂肪が横に流れてしまうことでしょう。そこには、欧米人の胸に比べて、日本人の胸は脂肪の割合が大きい、という事情があります。

乳房は、全体の約9割が脂肪で、残り1割が乳腺できています。乳腺が発達して弾力のある「乳腺質タイプ」が多い欧米人に比べて、日本人の胸は脂肪の割合が大きく、柔らかい「脂肪質タイプ」が多いのです。

脂肪が多く柔らかいということは、ハリが弱く、下に垂れたりサイドに流れたりしやすいということ。日中せっかく胸に集めた脂肪も、夜に横たわって寝れば、重力によって、また背中に戻ってしまいます。

そこで日本人がバストアップしようと思うと、夜の間もナイトブラで脂肪を胸に固定しておく必要があります。脂肪には、形状記憶性があり、一定時間同じ場所にいると、そこにとどまるようになります。

脇や背中の脂肪をバストに寄せ、その状態を朝までキープすることで、だんだんとバストに定着しやすくなっていきます。就寝中に脂肪が流れてしまうのをくいとめ、さらに新たな脂肪を定着させれば、サイズアップも期待できるということです。

寝返りや重力からクーパー靭帯を守る必要があります


ほぼ脂肪でできている乳房をきれいな形に保っているのはクーパー靭帯と呼ばれる繊維の束です。クーパー靭帯は、コラーゲンでつくられたゴムのようなもので、皮膚や筋肉と乳腺とをつなぎ、女性らしいバストの丸みを保ってくれています。

しかし非常にデリケートで、長時間重力がかかったり、激しい運動で胸を揺さぶったりすると、伸びたり切れたりして、二度と元には戻らないといわれるものです。

そのためブラジャーでバストの重みを下から支え、スポーツをするときなどはスポーツブラで胸の激しい揺れを抑える必要があるのです。

同じことが寝ているときにもいえます。日本理学療法学術大会の研究報告では、人は睡眠時に平均24回もの寝返りをうつという結果が出ています。

仰向けに寝れば、寝返りで胸が左右に動きますし、横向けに寝れば片方に重力がかかり、うつ伏せになると体重で胸を押しつぶすことになります。こうした就寝中の体の動きは、クーパー靭帯をいため、「胸が垂れる」「左右に広がる」といったバスト崩れの原因にもなります。

ナイトブラには、脂肪の流れをくいとめるだけでなく、睡眠中の動きや重力からバスト崩れを守る効果もあるのです。

質のよい睡眠の確保もバストアップに欠かせません

・寝返りをうてば胸が揺れたり腕にさわったりするので、気になって寝返りをうてない

・横向きで垂れたりしないか、うつ伏せでバストを圧迫しないか、心配しながら寝ている

こうした無意識のストレスが、女性が睡眠不足になる原因のひとつになっていることをご存知ですか?

バストの大きさや形を左右する乳腺の発達には、「エストロゲン」と「プロゲステロン」という2つの女性ホルモンが関わっています。エストロゲンには乳腺の増殖を促し、プロゲステロンには乳腺を発達させる作用があります。

睡眠が不足していると、女性ホルモンに限らず、ホルモンの分泌をコントロールしている脳・視床下部の働きが悪くなり、分泌がうまくいかなくなってしまうのです。とくに女性ホルモンの分泌量が盛んな20代半ばまでの時期に寝不足が続くと、バストの成長は妨げられてしまうといわれています。

そこで役にたつのが、睡眠中に乳房が動かないよう設計されたナイトブラです。そもそもナイトブラはバストの大きい人が快適な睡眠をとれるようにと開発されたもので、欧米では「Sleep Bra」とも呼ばれています。

大手下着メーカーのワコールとオムロンヘルスケアの共同調査によれば、ナイトブラをつけて寝た場合、寝つくまでの時間が4分短縮し、熟睡状態が12分増加した、という結果が出ています。

また眠りの満足度についても16ポイント増加しています。バストを安定させることで睡眠の時間と質が向上する、これはそのままバストの成長によい影響を与え、結果として、バストアップ効果を得られることになります。

昼用ブラはNG! 寝るときには専用のナイトブラを


「寝るときにまでブラジャーで体をしめるのは息苦しいし、血流に悪そう」という意見もあります。こうした意見は昼用のブラジャーをそのままつけて眠ることを想定していわれるようです。

昼用のブラジャーは、ワイヤー使用で締め付けの強いものが多く、上からかかる重力のみを支える構造になっています。カップ上辺に脂肪の流れを防ぐ機能がないため、上・脇・前中心など、さまざまな方向へひっぱられる夜の動きに、昼用ブラは対応することができません。

またナイトブラと形状が似ているからと、スポーツブラを使っている人もいますが、スポーツ用のブラはサポート力が強すぎて、寝苦しくなり、血流を阻害するおそれがあります。昼用のブラジャーを寝るときに使うなど、むしろバストアップの妨げになる可能性があるので避けてください。

就寝時に特化したナイトブラは、伸縮性の高い素材、太くしっかりした肩ヒモ、等々、つけ心地がよく睡眠を阻害することが少ないよう、配慮されつくられています。

またサイドから支えられるようにパワーネットやアンダーベルトで脂肪が横流れしにくい構造になっています。

ほとんどのナイトブラは、血液やリンパの流れを邪魔しないつくりになっており、酸素や栄養が体中に行き渡りやすく(血液)、老廃物が排出されて新陳代謝が促され(リンパ)、バストアップにつながります。

もちろんノーブラと比べれば、ある程度の締め付け感があるのは確かですが、サイズさえあっていれば血流を阻害する過剰な圧迫感はありません。

自分に合ったナイトブラを選ぶポイントは5つ

ナイトブラを選ぶ際には、寝るときに使用することを前提に機能や素材を選ぶ必要があります。

① 肌を刺激しない素材

伸縮性を重視するため化繊のものが主流ですが、季節や肌質によってはかゆみやかぶれなど肌のトラブルを招く可能性があります。

肌への負担を考慮すると通気性のよい綿100%のものか、敏感肌を刺激しないシルクなどがおすすめです。

② サイズの確認

伸縮性があり、リラックス感が必要とされるナイトブラのサイズは、S・M・L・LLといった大雑把な展開になっています。とはいえ小さすぎるとバストを締め付けてしまいますし、大きすぎると脂肪が流れてバストアップ効果がなくなります。

購入前には自分のバストサイズを正確に測り、試着してから購入すること。また同じサイズ表記でもブランドによってアンダーやトップの長さが異なるので確認するようにしましょう。

③ 欲しい効果に特化したもの

同じナイトブラでも、どのような機能を重視しているかはメーカー、商品によってさまざまです。バストアップ機能を重視するなら、背中や脇の脂肪を移動して胸に固定させ、伸縮性があり、肩ヒモがずれない幅広のものを。

ツボ押しやマッサージ効果、背筋のゆがみを正すなど、身体機能からバストアップ効果をサポートする製品群も展開されています。乳房が大きく、下垂や型崩れ防止が主目的の場合は、サイドのサポート力が高めで、重量のある乳房をしっかりホールドするものを選びましょう。

質の高い睡眠を優先したいのであれば、締め付け感が柔らかなもの、素材にこだわったもの、幅広のストラップで肩の負担の少ないものなどがおすすめです。

④ 好みのデザイン

お肌のケアと同様、バストケアも毎日続けることが一番大切です。就寝時につけるものなので他人の視線を気にする必要はありませんが、毎日使用するには自分好みのデザインを選ぶのも長続きするコツです。

機能性を重視したものが多いナイトブラですが、最近はインナーとしても使えるデザインやカラーバリエーションが豊富なものも増えています。

⑤ ムリのない価格帯

同じものを長期間使用していると洗濯で縮んだり型崩れを起こしたりします。サイズの合わないブラを使用するとバストラインも崩れてしまいますので、最低でも3着は揃えておきたいところ。

あまり高額なものはお財布に負担がかかり、長期間続けることができなくなるので、ムリのない価格のものを選びましょう。

(まとめ)寝るときにブラジャーをするとバストアップするって本当?

1. バストの崩れを防ぎ、バストアップ環境を整えるメリットがあります

寝るときのブラジャーには

・脂肪の流れをくいとめバストに定着させる

・クーパー靭帯の伸びを防ぐ

・睡眠の質を向上させてホルモンバランスを整える

などの働きがあることから、バストアップにつながる効果があるといわれています。

2. 脂肪の割合が大きい日本人のバストにはサポートが必要

欧米人と比べて日本人の胸は脂肪の割合が大きく柔らかい「脂肪質タイプ」が多いため、就寝中も流れやすい脂肪を胸に固定しておく必要があります。脂肪は一定時間同じ場所おくことで定着しやすくなるため、バストアップ効果も期待できます。

3. 寝返りや重力からクーパー靭帯を守る必要があります

人間はひと晩で平均24回寝返りをうつという報告があります。バストを支えるクーパー靭帯は非常にデリケートなため、こうした動きを繰り返すことで伸びたり切れたりする可能性があります。

寝ているときにも胸が動かないようにサポートすることも重要です。

4. 質のよい睡眠の確保もバストアップに欠かせません

バストの揺れや崩れが気になるストレスからの睡眠不足は、女性ホルモンの分泌のバランスを崩し、バストの成長を妨げるといわれています。ナイトブラをつけることで睡眠の時間と質が向上する=バストの成長によい影響を与えるメリットがあります。

5. 昼用ブラはNG! 寝るときには専用のナイトブラを

ワイヤー入りなどの昼用のブラジャーはさまざまな方向へひっぱられる夜の動きに対応することができません。ほどよいサポート力で、集めた脂肪をカップ内に収めてキープする、寝るときに特化した「ナイトブラ」を使用することをおすすめします。

6. 自分に合ったナイトブラを選ぶポイントは5つ

就寝時に使用するためのブラジャーですから

・肌を刺激しない素材
・サイズ表記を確認し、試着してから購入
・バストアップ、サポートなど、欲しい効果が高いもの
・好みのデザイン
・ムリなく購入できる価格帯

などに留意して選びましょう。