効果はありますが、長期的にみて絶対安全とはいいきれません


筋肉や細胞に電流を流す家電やエステ機器もあり、電気でバストアップをしてみるのはどんなものだろう?と考える方もあるかもしれません。バストは、なにしろ胸なので心臓が近いため、筋肉を電気刺激で動かすことは避けなければいけません。

国民生活センターの平成14年の報告「電気刺激による筋肉増強をうたった商品の安全性」によると、実験の結果として、

・電気刺激により筋肉が受ける負荷は思いのほか大きい
・筋肉への影響には個人差があるので、使用に際しては注意が必要である

と書いてあります。

バストアップ家電といっても、電気をびりびり通すものから、ゆらゆら揺れて体幹を鍛えるようなもの、細胞に働きかけてコラーゲンをつくらせるもの、吸い玉のようなもの、マッサージ機器であるもの、さまざまなタイプがあります。

どんな電気機器でも、刺激を与えればそれなりにバストアップの効果はあるかもしれません。細胞に電気的に働きかけるタイプの機器なら、人間は生体電気を使って生きているともいえるので、やはり効果はあるものです。

しかし費用対効果以上に、大事なことがあります。健康に影響はないでしょうか。電気でバストアップなど、刺激や変化が大きすぎて体がついて行けないことはないでしょうか?

電気は磁気と大きく関わりがあり、電気機器は必ず電磁波を発しています。個々人の体の状態によるところも大きいですが、電気機器の特徴や、家の電気の状態などを気にしてみる必要がありそうです。

バストアップに電気機器を使うなら、生活面など他の部分で努力できることもあります。

家電製品は必ず、非電離放射線(電磁波の一種)を発します

たとえば授乳や大きい胸は、いわゆる美胸のためには強靱であってほしい「クーパー靱帯」のダメージ要因です。ところが最近は、このクーパー靱帯(主にコラーゲン)が受けたダメージの修復までできるエステ機器もあるといいます。

けれども家電機器全般は「電磁波」を発しています。電磁波とは、電場と磁場が交互に発生し伝播していく現象です。

電場(電界):電圧がある場所に発生 → スイッチOFFでコンセントに差してある家電に発生
磁場(磁界):電流がある場所に発生 → スイッチONで電気が流れている状態の家電に発生

電磁波は、「電離放射線」と「非電離放射線」に分けられます。電磁波のうち電離放射線は、明らかに、乳癌の危険因子です。

たとえばレントゲン撮影に使用されるX線は、電磁波のうちの「電離放射線」で、細胞のDNA変異の原因となるおそれがあります。

ですのでX線は、技師さんが操作して撮影します。腕のいい技師さんであるかどうかで、いい画像が撮れたり撮れなかったりします。

技師さんは、電圧により電磁波の波長の長短を調節して、撮影します。低圧であれば透過力が弱く、被曝量が多くなりますが、ある程度は低圧側にしないと病巣が写りません。

ところで「非電離放射線」の近紫外線でも日焼けや白内障、可視光線でも網膜の損傷、赤外線やマイクロ波でも加熱・やけど、などと電磁波は体に影響があることが分かっています。

携帯電話・テレビ放送・ラジオ放送の電波や、送電線が発する低周波なども「非電離放射線」で、もちろん電離放射線ほどではありませんが、人体に多少の影響があるものです。

電磁波は、距離とともに、急激に小さくなります。機器の数やその場の状況、さまざまな要素がありますが、電気をバストに使うなら、過敏な方ほど家の中では電気機器から少し離れ、また乳癌などに対するほかの危険因子を除いていくことがより大切になるでしょう。

細胞は、高周波数の電気を通します


細胞膜は、電気を通さない脂質に、タンパク質が浮いて埋め込まれた構造をしています。細胞膜は基本、電気を通しませんが、電気がくると少しだけ電気を溜めます。

そして送られてくる電気の方向が変わると、溜めていたその電気を放出するのだそうです。細胞は、細胞の内側からみて外側に陽イオンが多いため、内側にマイナスの電気が溜まり、通常の状態で膜電位は -80 mV程度です。

さて細胞に、私たちが日頃使っているコンセントから取った「交流」の電気を、機器をONにして送ったとき、周波数が低い電気であれば、細胞に電気はほとんど流れません。しかし機器をON、周波数の少し高い電気を送ると、電気を少し溜めると同時に電気の方向が変わって放出するので、電気が少し流れます。

さらに高い周波数の電気を送ると、電気は細胞の外側だけ流れ、より高い周波数にすれば細胞膜にも電気が通るようになり、もっと高い周波数にすれば、細胞の内側にも電気が流れます。高い周波数でも、脂肪組織はなかなか電気を通しませんが、筋肉組織では、電気がよく通ります。

水の多い場所では電気がよく通ります。この原理で、体組成計は動いています。

体はふつうに電気を利用している

体の電気現象は、生物らしさの一つで、たとえば心臓のリズミカルな動きをつかさどるのは心筋の電気的活動です。

脳波は、脳の電気現象です。脳波は頭皮につけた電極で、心電図は心電計で、筋電図は筋肉に鍼を刺して測ることができます。

体のどこかに傷があると、細胞から電気が発生し、これが修復に向かわせるそうで、損傷した神経では、神経細胞近くの電流が化学物質の放出を引き起こして修復を加速させるということです。

最近ではこの原理で、呼吸で発電した電気を応用する、創傷治療のための電気包帯/電子絆創膏などといったものも研究開発されています。

体のしくみ自体が電気を利用しているので、体の治療にも電気が使われます。電気鎮痛は、電気によって神経を刺激し、鎮痛する方法です。

電気治療器は、人体に直接電流を流すことにより、鎮痛、血行改善をしていく治療機器で、機器には低周波治療器と高周波治療器があります。

① 低周波治療器

2つの電極を体表面に接触、あるいは、鍼電極を刺して、低周波電流を流します。筋刺激は、麻痺の回復、また鍼電気刺激は、筋肉痛や腰痛などに対して使われます。

② 高周波治療器

・体外から超短波あるいはマイクロ波を照射し、熱を利用する、電気メスの出力を弱くしたものは歯科領域で使われています。

歯茎の処置・手術部位の殺菌消毒・口内炎の治療・知覚過敏・痛みの緩和などに利用されるそうです。

・平板電極で患部を挟んで通電する超短波は、慢性関節症・腰痛・神経痛に使われ、鎮痛・血行促進に効果があるそうです。

・マイクロ波を間欠照射する機器はパルスマイクロ波治療器といい、神経痛、慢性関節疾患の鎮痛に使われます。

体表で若干反射されるものの、皮下組織を加熱することなく安全に深部組織まで浸透して温熱効果が得られるそうです。

乳癌因子を除去しながら、許して笑って自然に免疫力アップ


乳癌は、乳管上皮細胞の異常で発生するそうです。癌細胞が乳管内にあれば、非浸潤癌で、乳管から出て筋上皮細胞の被いがないものは浸潤癌です。

一定以上の量のエストロゲンにさらされている期間が長いほど、つまり生理の回数が多かったほど、乳癌になりやすいと考えられています。

俗説では子供が多いほどなりにくいといわれますが、それは正常に生理がない期間が長いためと考えればある程度正しいともいえます。

エストロゲンは、少なければ骨粗鬆症になるリスクが大きくなる、また記憶にも関わるホルモンですので、大変重要です。けれどもエストロゲンは、細胞の核に入って作用する強力なホルモンですので、必要なときに必要なだけ、適量あるのがよいのです。

さてエストロゲンのほか、乳癌になりやすい因子には何があるでしょうか。日本医科大学付属病院HPを参考に、少しわかりやすく示してみます。

・まず女性であれば、男性の100倍、乳癌になりやすいそうです。

・早い初潮年齢と遅い閉経年齢が重なることも、月経を経験する回数が増えて危険因子になります。

・母・姉妹・娘に乳癌になった方がいる場合は2倍乳癌になりやすく、遺伝的因子があるといえます。

・遺伝性乳癌卵巣癌は、生殖細胞系列の癌抑制遺伝子BRCA1またはBRCA2の異常により起こる遺伝性腫瘍です。

・線維腺腫など良性の腫瘤でも、摘出手術を受けたことがある方はなりやすいといわれます。

・若いときに胸部へ放射線治療をおこなったことがある、ホジキンリンパ腫などの既往がある方もなりやすいといわれます。

変えることができる因子

・妊娠・出産には乳癌に対して予防効果があります。

・妊娠中は、胎盤から分泌されるホルモンの影響で、乳腺細胞が授乳に備えて変化し、これも予防につながるようです。

・経口避妊薬は、わずかに乳癌を引き起こさせるほうにはたらくそうです。

・閉経後に、ホルモン補充療法としてエストロゲンが投与されると、乳癌の危険性が増加するそうです。

・飲酒は、種類に関係なくアルコールそのものの量が多ければ危険因子になるそうです。

・閉経後にウエストのくびれがなくなり肥満となると、脂肪組織内では、副腎皮質が分泌したアンドロゲンからエストロゲンがつくられ、乳癌になりやすくなります。

・閉経後に多く摂る、味噌汁などの大豆製品や、緑茶は、乳癌の予防効果があるようです。

乳癌のピークは、40代後半と60代に入ってすぐの2回で、その前後、とくに50代はピークではないとはいえ大変高率で乳癌になりやすいといえます。

厚生労働省助成・健康長寿ネットの記事「笑いの免疫機能・ストレスへの作用について」(日本笑い学会副会長・昇幹夫氏)によると、老衰で亡くなった方を解剖すると8割以上が癌死であることが分かっているそうです。

「癌は下手にいじらなければ、共生できる」のだそうです。

そのコツは、「この世で一番のストレスは人間関係。残されたわずかな自分の大事な時間を、ストレスのない人と過ごして、できるだけたくさん楽しい思い出をつくって「じゃあね」というのが一番だと思わないか。白黒つける正しい生き方はやめて、楽しい生き方はいかがだろう。

コツは「許す」「忘れる」こと。日常で「絶対許したらへん」というから眠れなくなる。コツをつかめば笑顔が戻り、眠れるようになり、みんなからも「あの人はすごい」と褒められる。」

女性は誰かのためや自分のためにムリをしやすいですが、少し自然に帰りながら、よい人間関係の中で笑いある生活をして、それを続けていくことが大切であるようです。

(まとめ)電気を使ったバストアップ法は総合的にみるとどうですか?

1. 効果はありますが、長期的にみて絶対安全とはいいきれません

バストは、心臓が近いため、電気刺激を用いるバストアップは長期的に考えて検討したほうがよいでしょう。体の状態に加え、必ず電磁波を発する電気機器の特徴や、家の電気の状態などを気にしてみる必要がありそうです。

またバストアップに電気機器を使うなら、健康のために生活面の努力してみましょう。

2. 家電製品は必ず、非電離放射線(電磁波の一種)を発します

最近は、このクーパー靱帯(主にコラーゲン)が受けたダメージの修復までできるエステ機器もあるようですが、家電機器は「電磁波」を発しています。電磁波は、「電離放射線」と「非電離放射線」に分けられ、前者は乳癌の危険因子です。

後者の近紫外線、可視光線、赤外線やマイクロ波、それらを利用した携帯電話・テレビ放送・ラジオ放送・送電線なども、体に少し影響があることが分かっています。

電磁波は距離とともに急激に小さくなるので、電気をバストに使うなら家の中では電気機器から少し離れるなどの工夫をするとラクかもしれません。

3. 細胞は、高周波数の電気を通します

細胞膜は、電気を通さない脂質に、タンパク質が浮いて埋め込まれた構造をして、電気がくると少しだけ電気を溜めます。しかし細胞膜は、送られてくる電気の方向が変わると、溜めていたその電気を放出するそうです。

コンセントから取った「交流」の電気を、機器をONにして送ったとき、周波数が低い電気であれば、細胞に電気はほとんど流れませんが、周波数の少し高い電気を送ると、電気を少し溜めると同時に電気の方向が変わって放出するので、電気が少し流れます。

高い周波数でも、脂肪組織はなかなか電気を通しませんが、筋肉組織では、電気がよく通ります。この原理で、体組成計は動いています。

4. 体はふつうに電気を利用している

体の電気現象は生物らしさの一つで、たとえば心臓のリズミカルな動きをつかさどるのは心筋の電気的活動です。心電図は心電計で、脳波は頭皮につけた電極で、筋電図は筋肉に鍼を刺して測ることができます。

体のどこかに傷があると、細胞から電気が発生し、これが修復に向かわせるそうで、最近電気包帯/電子絆創膏などといったものも研究開発されています。

5. 乳癌因子を除去しながら、許して笑って自然に免疫力アップ

乳癌は、乳管上皮細胞の異常で発生しますが、エストロゲンにさらされている期間が長いほど、つまり生理の回数が多かったほど、乳癌になりやすいと考えられています。エストロゲンは強力なホルモンですので、必要なときに必要なだけ、適量あるのが望ましいものです。

乳癌になりやすい因子には、エストロゲンのほか、妊娠・出産をしていないこと、ホルモン補充療法・アルコールの量・肥満・ストレスがあります。

「笑いの免疫機能・ストレスへの作用について」(日本笑い学会副会長・昇幹夫氏)によると、コツは「許す」「忘れる」こと、日常で「絶対許したらへん」というから眠れなくなる。よい人間関係の中で笑いある生活をし、その中でバストアップをしていきましょう。