バストアップのために理想的な姿勢は仰向けです


夜、寝るときにどんな姿勢をとっていますか?「仰向け」「うつ伏せ」「横向き」……呼吸がしやすいから、落ち着くからなど、人それぞれの理由でお気に入りの体勢があり、正解はありません。

ですが寝る向きによってはバストアップが邪魔されてしまうとしたら、どうでしょう。実はうつ伏せや横向きの姿勢で寝ていると、バストの成長が妨げられたり形が崩れたりする可能性があるのです。

胸が下敷きになるうつ伏せは自分の体重でバストを潰し、形が崩れる原因になります。横向きで寝た場合、胸が重みで片側に寄って左右の大きさに違いが生じたり、歪んだりする可能性があります。

どちらの寝方も、バストの脂肪が脇や背中に逃げたり、血流が悪くなったりすることが原因で、長期的に続けているとバストの成長が阻害される恐れがあるのです。そう考えると、バストアップしたい人に最良の寝方は仰向けだといえます。

上向きに寝ることで、バストにかかる重力の負担は軽減することができます。もちろん寝方を変えただけで急にバストが大きくなったり上向きになったりするわけではありません。

ですが人間は1日のうち約1/3の時間を睡眠に費やしています。日ごろバストアップのためにマッサージケアをしたり食事に気を使ったりしていても、寝方ひとつで台無しになるのではもったいない、と思いませんか。

できるだけバストの成長を妨げない姿勢を習慣づけ、さらにナイトブラなどでバストにかかる負担を減らし、睡眠中もバストアップをサポートしましょう。

仰向けは胸を圧迫せずバストの成長を妨げない

ほとんどの哺乳類はお腹を下にしたうつ伏せ寝で、仰向けで寝るのは人間だけだといわれています。これは二足歩行する人体の構造に背骨が自然に伸ばせる仰向けが向いているためです。

背中が曲がったり猫背になったりすることを防ぎ、肩や腰などへの圧迫が少なく、睡眠中の血液循環がよいというメリットもあります。一方で仰向けは舌の根元が下がりやすく、いびきや睡眠時無呼吸のリスクが高いというデメリットがあります。

3つの寝方の中でもっとも体に歪みが生じにくい仰向けは、バストにも歪みが少ない理想的な姿勢です。

仰向け姿勢がバストアップに与える影響

・バストが変形しにくい

自分の体重で圧迫されることがなく、重力は働いても圧力がかからないため、バストにはダメージがありません。

・左右の大きさに差が出にくい

内臓への負担が少なく、血流を妨げないため左右のバストに均等に必要な栄養素が十分に行き渡ります。

・質の高い睡眠がとれる

肺やお腹が上側に来ることで呼吸が楽になり、質の高い睡眠がとれるようになります。睡眠の質があがることで、女性ホルモンや成長ホルモンなどバストアップに欠かせないホルモンが安定して分泌され、乳腺が発達しやすい環境がつくられます。

・離れ乳になる場合がある

仰向けの唯一のデメリットは、重力によって左右のバストが広がり、いわゆる「離れ乳」になりやすいことです。とくに胸が大きい人ほど脂肪が重みで左右に流れ、離れたり外向きになったりしやすくなります。

ナイトブラを着用することで脂肪の移動を防ぐことができます。

うつ伏せは胸の成長を妨げやすい姿勢


お腹を下にして寝るうつ伏せ寝は、動物の弱点であるお腹(内臓)を守りやすいことから「安心感がある」と好む人が多いようです。舌が喉奥に落ちることがないため気道を確保しやすく、深い呼吸がしやすい、咳が出にくいなどのメリットがあります。

ただうつ伏せで両足を伸ばした姿勢は腰や背中に負担をかけてしまいます。首を片方に向ける格好になるので、首にかかる負担も大きくなり、肩こりや寝違えが多くなります。

体のねじれや歪みを生じやすく、O脚や顎関節症などさまざまな症状を引き起こすともいわれています。

うつ伏せ姿勢がバストアップに与える影響

・バストが押しつぶされる

自分の体重でバストを押しつぶしてしまい、バストの脂肪や皮膚が潰れた状態が続き、胸全体が型崩れする可能性が大きい寝方です。胸の脂肪が脇や背中へ流れてサイズダウンの可能性もあります。

・血流が悪くなる

人間の体は圧迫し続けると、成長が止まってしまいます。長時間胸を下敷きにするとバスト自体だけでなく、血管が押しつぶされ、血行が悪くなります。

その結果血行やリンパが滞り、バストアップに必要な酸素や栄養、ホルモンが行き届かなくなり、胸の成長が妨げられてしまうのです。

・クーパー靭帯が伸びることがある

バストを上向きに支えるクーパー靭帯に負担がかかり、型崩れを起こします。安心感のあるうつ伏せ寝ですが、バストに与える負担が大きく、バストアップの観点からいうと正しい姿勢とはいえません。

横向きはバストが横に流れ、左右差が生じやすくなる

体を丸めて胎児のような姿勢で眠る横向きが安心する、心地よいと感じる人が多いようです。横を向くことで舌の落ち込みを防ぐため、いびきをかきにくい姿勢です。

右側を下にすると胃を圧迫せず消化を助ける、腰の角度を変えやすく腰痛を感じにくくなる、などのメリットもあるようです。一方で肩や腰、顎などに負荷がかかりやすく、体が歪みやすいデメリットもあります。

横向き姿勢がバストアップに与える影響

・バストの脂肪が脇や背中に横流れする

横向きで寝ていると、重力で脂肪が脇へと流れやすくなります。胸の脂肪が横流れすることで胸のサイズが小さくなるだけでなく、型が崩れる原因になります。

・たるみ、シワができやすい

長時間横向きの姿勢でいると、下になった腕でバストが押しつぶされてシワが寄った状態になり、バストがたるむ恐れがあります。また胸が大きい人の場合、胸が振り回されたり引っ張られたりしてクーパー靭帯が伸びてしまうことがあり、下垂の原因になります。

・左右の胸の形や大きさに差ができる

横向きは左右どちらかの胸を押しつぶしている状態です。下になった側のバストが圧迫されると、リンパの流れや血流に差が生じ、左右の胸の大きさに差が出たり、離れ乳の原因になったりする場合があります。

たとえばいつも左下で寝る人は左側の胸が小さくなりやすいのです。このほか、横向きの姿勢は背を丸めがちで肩が内側に入ってしまいやすく、猫背を進行させる可能性があります。

うつ伏せほどではありませんが、バストにとってノーダメージな寝方とはいえません。

寝返りでクーパー靭帯を損なうリスクがあります

メリット・デメリットを考えると、バストアップのためには仰向けがベストということがわかります。とはいうものの人間は寝ている間に寝返りをします。

仰向けで寝ていても、朝起きたら横向きで、しかも全然違う方向に回転していた、なんてことはよくありますね。そのため眠りに入ったときに仰向けになったとしても、それだけではバストに安全とはいえません。

もちろん寝返りそのものは体にとって必要な動きです。同じ姿勢のままで長時間寝ていると、体重がかかる部位の血管が圧迫されて血流が滞りやすくなります。

そのため健康な人は1日に20~30回は寝返りをして体にかかる負担を防いでいるのです。しかしこの寝返りが、バストを支えるクーパー靭帯にとっては良くない影響を与えてしまいます。

クーパー靭帯はバストの上部にあるコラーゲン繊維組織の束で、乳腺や脂肪といったバスト全体を吊り上げる働きを持っています。

バストの下垂を防ぎ、美しい形をキープしてくれる重要な靭帯ですが、とても繊細な組織で、ちょっとしたことで傷みやすく、切れたり伸びたりしてしまうという弱点があります。歳をとってコラーゲンが減少すると伸びてしまいますし、激しい運動をして切れてしまうこともあります。

しかし足などの靭帯と違ってクーパー靭帯は再生することはほとんどありません。クーパー靭帯の支えがなくなったバストは重力に負けて、下垂してしまいます。

たとえバストに負担のかかりにくい仰向けで寝ていたとしても、寝ているうちに横向きやうつ伏せの姿勢になれば胸は押しつぶされ、クーパー靭帯もダメージを受けます。また睡眠中の動きで胸が揺さぶられることもクーパー靭帯を損傷する原因になります。

上向きの美しいバストをキープするためには睡眠中の胸の動きを抑える必要があります。

睡眠時のバストを守るためにナイトブラを併用しましょう


先に述べたように、仰向けの姿勢もバストが左右に広がり、胸の位置が左右に大きく離れてしまう可能性があります。また寝返りすることで姿勢が変わったりバストが揺れたりすれば、クーパー靭帯に負担がかかり、下垂の原因になります。

睡眠中に起こるこうしたリスクは、寝ているときにブラジャーをしていないために起こります。その証拠に日中、きちんとサイズに合ったブラジャーをしていれば、こうした状態にはなりません。

しかし夜寝ているときはブラジャーをはずしている人が大半ではないでしょうか。「寝るときに胸を固定した方がいいのはわかるけれど、寝るときに胸がしめつけられるのはイヤ」

「ワイヤーでしめつけられて血流が悪くなる」と抵抗を覚える人もいます。

そこで寝るときの着用のために特化して開発されたのが、ノンワイヤーで血流を妨げず、しかしバストをしっかり支えるよう工夫されたナイトブラなのです。パワーネットなどでバストを上下左右からサポートするので脂肪が流れにくく、寝返りをしても胸が大きく揺れないよう設計されています。

また素材やデザインなども心地の良さを追及してつくられているので、寝苦しさも改善されています。脂肪が多いほどバストは重くなりますから、胸が大きい人ほどノーブラで寝るリスクは大きくなります。

バストアップをめざす場合、夜寝るときのナイト用のブラの着用は必須です。ただし自分のバストサイズに合わないとバスト崩れを防ぐことはできませんから、購入前にはしっかりと試着をして、自分の胸にフィットすることを確認してください。

(まとめ)寝るときの向きでバストアップに差が出るって本当?

1. バストアップのために理想的な姿勢は仰向けです

横向きやうつ伏せは胸の成長が妨げられたり、形が崩れたりする可能性があります。バストへの負担が軽く、成長をうながす最良の寝方は仰向けです。

1日のうち約1/3の時間を占める睡眠時間にバストが崩れないように守ることもバストアップの大切な要素といえます。

2. 仰向けは胸を圧迫せずバストの成長を妨げない

仰向けの寝方の場合

・重力や体重で圧迫されないのでバストが変形しにくい

・左右のバストに均等に栄養素が行き届くので左右差が出にくい

・呼吸が楽になり、質の高い睡眠がとれるためホルモン分泌が安定する

ただ「離れ乳」になりやすいというデメリットがあります。

3. うつ伏せは胸の成長を妨げやすい姿勢

うつ伏せ姿勢の寝方は

・バストが押しつぶされ、脂肪が脇や背中へ流れやすい

・血流が悪くなってバストの成長が妨げられる

・クーパー靭帯に負担がかかり、型崩れを起こす

など、バストに与える負担が大きく、バストアップにはおすすめできません。

4. 横向きはバストが横に流れ、左右差が生じやすくなる

横向き姿勢は

・バストの脂肪が脇や背中に横流れしやすい

・重力で流れてバストがたるむ、胸が引っ張られてクーパー靭帯が伸びることがある

・下になった側のバストが圧迫され左右の形や大きさに差ができやすい

・猫背を進行させる可能性がある

など、やはりバストにダメージを与えます。

5. 寝返りでクーパー靭帯を損なうリスクがあります

バストアップのためには仰向けがベストですが、一晩中仰向けでいることはできません。寝返りをすることで姿勢が変わってしまったり、クーパー靭帯を傷つけたりする可能性があります。

睡眠中の胸の動きを抑えることが必要です。

6. 睡眠時のバストを守るためにナイトブラを併用しましょう

睡眠中のバストへのダメージは、寝ているときにブラジャーをしていないために起こります。最近開発されたナイトブラは、ノンワイヤーで血流を妨げず、バストを上下左右からサポートして脂肪流れや、寝返りによるクーパー靭帯の損傷を防ぐよう設計されています。