葉酸はバストアップしやすい体をつくる栄養素です


近頃、ドラッグストアなどでも見かけることが多くなった葉酸サプリメント。この葉酸がバストアップにつながる、という話を耳にした方もいるのではないでしょうか。

葉酸というのはビタミンBの一種です。細胞の増殖やDNAの合成をサポートする働きがあり、さらに卵子の染色体異常のリスクを減らす効果があることから「妊活サプリ」として注目されるようになりました。

サプリメントを飲むだけで魅力的なバストを手に入れられるとしたら、こんなに嬉しい話はありませんね。ですが葉酸にバストアップ効果がある、という説に医学的な根拠はありません。

葉酸はあくまでもビタミンですから、飲んだからといってバストの皮下脂肪が増えたり、女性ホルモンの分泌量が増えたりといった、バストサイズが変化するような効果はないのです。

ただ葉酸のもつ、

・細胞分裂をサポートする

・赤血球の生産をサポートする

・自律神経を整える

・ストレスを緩和する

といった働きは、いずれもバストアップに影響する内容です。

また葉酸サプリには、各種のミネラル・ビタミンなど育乳に影響する栄養素がバランスよく含まれています。たんぱく質やコラーゲンの生成をサポートする栄養素をまんべんなく摂取することが、間接的なバストアップ効果として期待されているということでしょう。

バストアップマッサージなどの日ごろの育乳ケアに加えて上手に葉酸を摂取することで、バストアップに有利な体をつくることができます。

葉酸は造血や代謝など健康維持に必要な栄養素です

葉酸はほうれん草やブロッコリー、レバーなどに多く含まれる「ビタミンB9」のことです。ほうれん草の葉から発見されたことから「葉っぱの酸(folic acid)」と名づけられました。

いくつもあるビタミン類の中ではあまりなじみのない栄養素ですが、DNAやたんぱく質の合成やビタミン代謝に欠かせない大切な栄養素です。細胞の生産や再生、さらに赤血球の生産を助けてくれることから、新しい細胞をどんどん作り出す必要のある妊娠前後の女性はとくに多く摂取するよう呼びかけられています。

さらに近年、妊娠前~妊娠中の女性が十分量の葉酸を摂取することで妊娠しやすい体をつくり、赤ちゃんの先天障害のリスクが低減できることなども判明しました。

こうしたことから、「葉酸=妊婦さんに必要な栄養素」と受け取られがちですが、その一方で妊娠と関係なく人間が健康を維持するために必要な栄養素でもあります。とくに女性は毎月の生理で赤血球が不足しがちですから、赤血球の生産をサポートする葉酸は意識して摂取する必要があります。

最近の研究では、脳卒中・心不全・動脈硬化といった血管の病気のリスクを低下させる働きや、軽度認知障害や認知症の予防にも効果があることが明らかになっています。

厚生労働省が定めた基準では通常の成人男女の場合、1日に240μg(マイクログラム)の摂取が目安とされています。

しかし水溶性の葉酸は尿などで排出されやすく、過熱によっても失われやすいなど、食事から十分な必要量を摂取するのは難しいため、不足分はサプリメントで補うことが推奨されています。

葉酸の働きがバストアップしやすい体をつくります


葉酸の主な働きは「細胞分裂を助ける」「血液の生産を助ける」というもの。この2つのサポート能力がバストアップと関わっています。

細胞分裂をうながして乳腺を発達させる

バストの大きさは皮下脂肪の量で決まります。しかしバストの脂肪というのは乳腺を守るためにあるものなので、まずは乳腺が発達しないことには脂肪がつかず、バストアップはのぞめません。

DNAやRNAなどの核酸やたんぱく質の合成を促進し、細胞の生産や再生を助ける葉酸の働きは乳腺の発達を促してくれます。

血液をつくってバストに栄養を運ぶ

葉酸は、赤血球の合成や赤芽球の分裂を助けることから「造血のビタミン」とも呼ばれています。といっても、鉄分のように直接、血液の材料となるわけではありません。

葉酸の役割はビタミンB12と協力して赤血球の合成をサポートするというものです。この造血効果がバストを育てるためにはとても重要なのです。

乳腺を発達させるためには、細胞分裂に必要な栄養や酸素を血液が運ばなくてはなりません。どんなに栄養をとっても、血行が悪く貧血気味な体では栄養が乳腺まで届けてもらえないからです。

またバストアップに必要とされる女性ホルモンも血液によって全身に運ばれます。

新陳代謝、女性ホルモンや栄養を運ぶ血液の製造、これらに関わる葉酸の働きが「バストアップしやすい体づくり」につながるということです。

葉酸はバストアップの大敵ストレスを緩和します

もうひとつ、葉酸には重要な役割があります。それは葉酸が脳内の神経伝達物質のひとつ「セロトニン」を合成するために必要なビタミンだという点です。

セロトニンはストレスをコントロールし精神を安定させる働きがあることから「幸せホルモン」とも呼ばれています。ご存知のように、ストレスは自律神経のバランスを崩し、睡眠を阻害し、血行を悪くするなど、バストアップの大敵です。

人間は恒常的にストレスを感じていると自律神経が不調を起こしますが、そのせいで女性ホルモンの分泌まで妨げられてしまうのです。なぜかというと、女性ホルモンの分泌を指示する「脳下垂体」と自律神経を司る「視床下部(ししょうかぶ)」が脳のすぐ近い部分にあるため。

女性ホルモンと自律神経は互いに影響しあう関係にあるので、ストレスで自律神経が乱れるとその影響でホルモンバランスも乱れ、乳腺を発達させるエストロゲンの分泌が阻害されてしまうのです。ストレスを和らげてくれる「幸せホルモン」セロトニンは、バストアップの力強い味方です。

ただセロトニンは肉や魚、大豆製品、バナナなどに含まれる「トリプトファン」という必須アミノ酸からつくられますが、トリプトファンは単独でセロトニンをつくるのが苦手なのです。

葉酸・ビタミンB6・鉄分・ナイアシンなどをあわせて摂取し、セロトニンの合成を助ける必要があります。葉酸をしっかり摂取することは、精神面でもバストアップの手助けにつながっているのです。

利用効率の高いサプリによる摂取がおすすめです


日本人の食事摂取基準(2015年版)によれば、18歳以上の男女に対して、葉酸の1日当たりの摂取推奨量は240μgとされています。

葉酸を含む代表的な食材をあげると(※100g当たり含有量)

ほうれん草(210μg)

ブロッコリー(210μg)

枝豆(320μg)

鶏レバー(1300μg)

そのほか、納豆(120μg)・キャベツ(78μg)・きなこ(270μg)調整豆乳(31μg)と、おなじみのバストアップ食品にも葉酸が豊富に含まれています。これだけ見ると、普通に食事をするだけでも十分に240μgは摂取できそうに思えますね。

ところが水溶性ビタミンである葉酸には、水で洗ったり加熱調理したりすると半分以下に減ってしまうという弱点があります。

葉酸を含んだ食材を調理する場合には、

・水洗いは手早く済ませる

・加熱は短時間

などを意識することが大切です。

さらに葉酸には食材に含まれる天然のポリグルタミン酸型と、サプリメントなどに含まれている成分調整されたモノグルタミン酸型の2つのタイプがあります。食品に含まれているポリグルタミン酸は、体内で一度モノグルタミン酸へと変換されてから体に吸収されるため、吸収率は50%に減ってしまうのです。

つまり食事からの摂取だけで葉酸の推奨摂取量をまかなうのは難しいのです。そこで妊婦さんやバストアップをのぞむ女性におすすめしたいのが葉酸サプリメントです。

成分調整された葉酸(モノグルタミン酸)の吸収率は85%。サプリメントから摂取した方がずっと効率がよく、手軽に毎日の必要量を摂取できるというわけです。

複数の栄養と一緒にとることでバストアップのサポートに

ビタミンB群は同時に摂取することで互いに協力しあって機能する栄養素です。たとえば葉酸とビタミンB12は、どちらか一方が不足すると赤血球の生産に作用できなくなります。

ですから葉酸だけ摂取しておけばそれでよいというわけにはいきません。葉酸サプリには葉酸だけでなくミネラル・ビタミンなど、複数種類の栄養素がバランスよく配合されているというメリットもあります。

葉酸と一緒に摂取することでバストアップにつながるビタミンがあります。

・ビタミンC

バストの乳腺を束ねるクーパー靭帯を構成しているコラーゲンを生成する働きがあります。葉酸はビタミンCと一緒に摂取することで、吸収率がアップします。

・ビタミンB2

糖質・脂質・たんぱく質のエネルギー代謝に関わっています。葉酸の代謝にも必要なビタミンです。

・ビタミンB6

たんぱく質を合成し、エストロゲン(女性ホルモン)の分泌をうながす働きがあります。活性化された葉酸の代謝にも関係しています。

・ビタミンB12

葉酸と協力して赤血球中のヘモグロビン生成を助けます。また葉酸の再生成に関わる酵素の働きを助けます。

そのほか、葉酸の働きを十分に活かすためにはマグネシウムなどのミネラルやたんぱく質など、さまざまな栄養をバランスよく摂取する必要があります。

葉酸サプリを購入する際にはこれらの栄養素が一緒に配合されているかどうかもチェックしておきましょう。ただひとつ注意しておきたいのは、葉酸の過剰摂取です。

通常の食事では過剰摂取の心配はまずありませんが、サプリメントなどで葉酸を過剰に摂取すると頭痛や吐き気、神経障害や皮膚炎、じんましん、熱といった悪影響が出る可能性があります。

葉酸の1日の上限は1000μgですので、これを超えないように注意しましょう。

(まとめ)葉酸サプリはバストアップにも効果があるって本当?

1. 葉酸はバストアップしやすい体をつくる栄養素です

葉酸には細胞分裂や赤血球の生産をサポートし、ストレスを緩和して女性ホルモンのバランスを整えるなどの役割があります。こうした働きが体をバストが成長しやすい状態にし、間接的なバストアップのサポートになっています。

2. 葉酸は造血や代謝など健康維持に必要な栄養素です

「葉酸=妊婦さんの栄養素」と思われがちですが、葉酸は人間が健康を維持するために必要な栄養素でもあります。成人男女の場合、1日に240μgの摂取が目安ですが、水や熱で失われやすいため不足分はサプリメントで補うことが推奨されています。

3. 葉酸の働きがバストアップしやすい体をつくります

バストアップの基本である「乳腺の発達」には葉酸の細胞分裂を助ける働きが必要です。またバストの成長に必要となる栄養や酸素、女性ホルモンは血流でバストに届けられますから、赤血球の合成を助ける葉酸の存在は欠かせません。

4. 葉酸はバストアップの大敵ストレスを緩和します

ストレスを感じていると自律神経が不調を起こし、その影響で女性ホルモンの分泌まで妨げられてしまいます。脳の神経伝達物質セロトニンにはストレスを和らげる働きがあり、葉酸はその合成にも関わる栄養素です。

5. 利用効率の高いサプリによる摂取がおすすめです

水溶性ビタミンである葉酸は水や熱に弱く、洗ったり加熱調理したりすると半分以下に減ってしまいます。また食材に含まれる、天然の葉酸の吸収率は50%。

成分調整された葉酸の吸収率は85%と高く、効率のよいサプリメントからの摂取がおすすめです。

6. 複数の栄養と一緒にとることでバストアップのサポートに

葉酸サプリには、ミネラル・ビタミンなど葉酸だけでなく複数種類の栄養素が配合されているというメリットがあります。ただし葉酸の1日の上限は1000μg。

過剰摂取は、頭痛・吐き気・神経障害などの症状を起こす可能性があるので注意しましょう。